皇子原神社由緒
御祭神 神武天皇(じんむてんのう)
御幼名 狭野尊(さののみこと)
例祭日 4月8日
御社格 狭野神社 末社
御神徳 安産・家内安全・交通安全・縁結び
皇子原は皇祖神武天皇のご降誕遊ばした聖蹟であり、ことに神社後背の「産婆石」の付近でご誕生になられたと伝えている。それ故、当地は母君玉依姫が御祭神を出産された産屋跡とも伝えられ、慶長3年(1598)迄狭野神社が鎮座し、元宮の聖蹟として現在の皇子原神社を創祀している。亦、参道石段中程にある「御腰掛石」は、御祭神が日本国のいしずえを固められた所としても崇拝されている。
大正9年3月には後の昭和天皇が御参拝され、久邇宮家、秩父宮家、伏見宮家、閑院宮家、高松宮家、梨本宮家、朝香宮家、三笠宮家の歴代皇族方の御崇敬も篤く、昭和20年迄は国家行事として天孫降臨祭が挙行されている。
猶、当皇子原神社鎮座の1号古墳を中心とした6基の古墳群は、神武天皇生誕や天孫降臨にまつわる聖蹟として、記紀(古事記・日本書紀)に描かれる日向神話と高原町を結ぶ根源の深さを物語っている。(看板より)